2007年6月1日金曜日

「僕たちは世界を変えることができない」鑑賞。


銀杏BOYZのドキュメントDVDである。

先日購入した峯田和伸氏のブログを編集した書籍「恋と退屈」があまりに面白かった。
それ以来このDVDもずっと気になっていたのだがついに購入してしまった。

内容は03年1月のゴーイング・ステディ解散から05年1月の銀杏BOYZのデビューアルバムリリースまでの2年間を追ったものである。
感想はいい意味でも悪い意味でも「衝撃的」としかいいようがない。「おもしろい」「感動した」とかそんな簡単な言葉で表現できる内容ではなかった。
普段誰もが隠しているあらゆる欲望や絶望感などの「負」の感情を剥き出しにしてのた打ち回る彼らのライブは観るものの心にダイレクトに衝撃を与える。
「人間」という曲がありこのDVDにも2回ほどライブ映像が登場するが、彼ら(というか峯田和伸)の本質は全てこの曲そのものといっていい気がする。
クライマックスのロック・イン・ジャパンフェス04のステージは圧巻である。
実は私、偶然あの場に居たのであるが今となっては貴重な経験であったと思う。

銀杏BOYZははっきりいって技術的にはどうこういえるバンドではないが峯田氏の生み出すメロディが優れている事は否定できない。

ロック好きなら一見の価値のある作品だと思う。
(生涯576本目の作品)

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